宮城県塩竈市に塩土老翁神が伝えたとされる伝統的な製法に習い製塩されています。
竈市は、宮城県中央部の小さな港町です。「塩竈」とは本来、製塩用の竈(かまど)を意味します。現在の塩竈市を含む湾岸地域一帯で古くから製塩が盛んだったことに由来する地名と考えられています。
またこの地は、日本各地に塩作りを伝えた塩土老翁神(しおつちおじのかみ)が最後に訪れ、定住した土地として知られています。市内にある御釜神社では今も、塩土老翁神の製塩法を引き継ぐ「藻塩焼神事(もしおやきしんじ)」が毎年厳かに行われ、作られた塩は鹽竈神社(しおがまじんじゃ)の例大祭で奉納されます。